Back to アケカス LIFE

 

タイトルの通りだ。私はアケカスとしての人生に戻ってきた。様々な紆余曲折を経て、AKB48のオタクとしての人生を再スタートさせた。

 

 

 

私は全国に推定60万人いるといわれている「17LIVE presents AKB48 15th Anniversary LIVE AKB48単独コンサート~好きならば好きだと言おう~」でAKB48のオタクを再スタートした人間の1人、もとい出戻り新規である。

 

 

 

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2017年、私は神推し小嶋陽菜さんの卒業をきっかけにAKB48の現場に行くことがなくなり、「なんとなく情報の大きな流れは追ってるかなあ」くらいのゆるゆる在宅亡霊状態になった。

 

 

 

もはやオタクとも呼べないこの頃の私だが、長年の小嶋さんとAKB48へのLOVE修行によって鍛えられたオタクとして簡単にAKB48から切り離された生活を送ることはできず、入山杏奈さんにインスパイアされメキシコに旅に出たり、当たり前のようにあの寒い時期にはなぜかリクアワに(だけは)参加したりするような感じの謎スタンスな生活を4年ほど送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

それが今、私は毎日楽しくて仕方がない。
AKB48のことを考えていると気が付いたら1日が終わっている。
世の中のあらゆる事柄をAKB48に関連付けてしまう。
推しメンが送ってくれるメールが活力だし、「今後半年間の心の健康がこんな安く買えるのか!」とお話会の券を嬉々として購入している。

 

Back to アケカス LIFE」だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてアケカスとしてのセカンドキャリアをスタートすることになったのは運命でも必然でも偶然でもなく、緻密に練られたAKB48の戦略だということは重々承知している。

 

 

 

 

 

 

 

 

以下が典型的な出戻り新規製造レシピだ。

①卒業生目当てに見た峯岸みなみ卒コンで現役メンバーに目を奪われる。

②翌日の単独コンでAKB48のキラメキに心を奪われる。

③根も葉もRumorで心を揺さぶられる。

 

簡単3STEP!!!

 

 

 

 

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.......のように見せかけて、その裏でメンバーが必死になって努力していることが「わかる」ことがミソだ。

 

 

 

 

 

オタクには様々なタイプの人がいるし、それぞれの流派や趣向があるから一概にこうだとは言えないが、「AKB48の物語が好き」なオタクは多いだろう。私もその一人だ。

 

 

AKB48のドラマに心を動かされてきた人間だからこそ、この流れの中にいる現メンバーの頑張り、そして「今こそAKBを盛り上げよう」という気概に感動せずにはいられない。

 

 

 

同じようにAKB48の物語のファンであった子たちが「AKB48を絶やすまい」と、今度は彼女たちがAKB48としての新たな物語を紡いでいる姿を応援せずにはいられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

AKB48は15年という歴史の中で、楽曲1つとっても様々な文脈を築いてきた。

 

「誰が、どのように、どういったタイミングで歌ってきた曲なのか。それを今はこのような背景を持ったメンバーがこのような時に歌う。」

というように、複数の背景と文脈が絡み合うことで生み出されるドラマに感動することができる。

 

 

 

 

これはAKB48がドキュメンタリーや各個人の発信によってあらゆる面を見せ続けてきたことによって為せる業であり、文脈に対する共通認識があるからこそ完成するドラマだ。

 

 

 

 

 

このドラマを先ほどの「出戻り新規製造レシピ①‐③」を通してこれでもかというほど見せられてしまっては全面降伏するしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アケカスに戻ってしまえば不思議なもので、
「なぜこの4年間ちゃんとオタクをしていなかったのか」
「ずっとAKB48は輝いていたはずなのに、どうしてそれと向き合ってこなかったのか」
というおこがましい後悔に苛まれる。

 

 

 

 

 

しかし、同時にあの「AKB48単独コンサート」と「根も葉もRumor」というエポックメイキングな出来事をリアルタイムで見ている、歴史の目撃者になっているという高揚も感じている。

 

 

 

 

きっと私は、数年後に東京ドームに立った彼女たちをみて、この夏のことを思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいま、AKB48。また一緒に夢を見させてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結びに、最後まで読んでくださった方の気持ちを代弁します。

 

「キモイ」